2024.0426

【日本初】“置き食品”でCO2削減量を可視化。シナネンホールディングスと実証実験をします。

このたびロスゼロは、シナネンホールディングス株式会社が運営する脱炭素化サポートコミュニティ
「 seesaw」様の協力の元、販路を失った食品を事業所内で提供する「置きロス・ゼロβ」を設置し、
サービスの実用化に向けた実証実験を行います。

 

 

「置きロス・ゼロβ」とは?

 

従業員の福利厚生を目的とした置き食サービスは数多く存在しますが、ロスゼロが企画する
「置きロス・ゼロβ」は、食品の消費に伴うCO2排出の削減量を可視化して表示する日本初の
環境配慮型「置き食品」になります。

 

ロスゼロ従来の食品ロスを減らすという目的からさらに一歩進化をし、導入いただく事業所と
共に脱炭素に取り組んでいこうという事業所参加型サービスを目指します。

 

 

サービス活用に伴うCO2削減量を可視化します。

「置きロス・ゼロβ」では、購入いただいた食品量に応じた実際のCO2削減量を算出しユーザーの
皆様と共有することで、脱炭素への貢献度をユーザーだけではなく、事業所単位でも知ることを
可能にします。

 

実際にどれくらいCO2削減に自分たちが貢献しているかを具体的、かつ分かりやすく共有することで、
食品ロス削減から脱炭素へのさらなる関心を啓蒙することができます。

 

 

 

「脱炭素」をコンセプトにした「置きロス・ゼロβ」の特徴

 

①  事業所内で「おやつが欲しい」「小腹を満たしたい」というユーザーのニーズが即、社会貢献につながる。

②  販路を失った食品で棚を構成。「ロスの原因や背景」を棚に記載し、利用者の食品ロスへの理解を促進

③  QRコード決済を導入し、利用者の利便性を向上。

④  設置食品のさらなるロスを回避するため食べきり式で行う。商品は毎回変わり、わくわく感を演出

⑤  アンバサダー制を導入し、事業所内での浸透を積極的に推進

⑥  CO2削減量を設置事業所で可視化。導入企業のESG情報開示に活用

 

(seesaw様での商品棚の様子)

 

 

デジタルサイネージの活用

 

実証実験に先駆けて、先日の神戸阪急ポップアップストアーでは、デジタルサイネージを売り場に
導入しました。お客様のお買い物で達成できたCO2削減量を期間中リアルタイムで表記し達成度を共有。

 

お買い物が実際に環境保全に役立っているという事実を具体的な数字で確認いただくことの意義を
再確認いたしました。

 

 

(神戸阪急ポップアップストアーでの様子)

 

なお、 今回の実証実験では、事業所での「置きロス・ゼロβ」でもサイネージ活用を採用できるよう
検証をしていきます。

 

 

食品ロスが減ると、なぜCO2が減るのか

食品の生産、流通、そして消費には多大な資源とエネルギーが投入されます。
しかし、これらの食品が食べられることなく廃棄されると、投じられた努力と共にCO2排出の
増加という形で環境負荷も生じます。また、廃棄された食品の処理方法にも問題があり、
焼却による二酸化炭素の発生や、埋め立て時にメタンガスが発生することで温室効果ガスの
排出につながっています。

 

 

食品ロスは年間523万トン発生しており(R3農水省推計)、カロリーベースでの食料自給率が
4割程度の日本において、活用しきれない食品が発生してしまうこと、そしてそれが環境負担
につながっていることは大きな社会問題になっています。

 

生活者が積極的にロス予備軍の食品を消費することでCO2排出量を減らすことができます。

 

 

サービス実用化に向けて

 

今回の実証実験では、seesawのスタッフの方にサービスのアンバサダーとなっていただき、
ユーザー目線でのサービスの検証や、オペレーション構築においての助言、お手伝いなど
多大な協力をいただいております。

 

検証すべき課題は沢山ありますが、事業所一丸で楽しみながら脱炭素に取り組める
本サービスの本格的な実用化を目指していきます!

 

 

 

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